久米路建設株式会社 DX戦略・DX推進宣言
久米路建設株式会社は、デジタル技術の活用を通じて建設業の未来を切り拓き、持続可能な地域社会の発展に貢献することをここに宣言します。
当社は、DX(デジタルトランスフォーメーション)を経営戦略の中心に位置づけ、事業の高度化・効率化・安全性向上を進めてまいります。
1. DX推進の意義と経営方針
建設業を取り巻く環境は、人材不足・働き方改革・災害対応・高度化する公共工事への要求など、大きな変化を迎えています。
これらの課題を解決し、持続可能な施工体制を確保するためには、デジタル技術を活用した抜本的な業務変革が不可欠です。
当社は、
「DX=経営課題を解決するための経営戦略そのもの」
と位置づけ、全社的なデジタル化とプロセス改革を推進します。
データとデジタル技術を活用した業務変革を通じて、生産性向上、安全性向上、地域インフラ維持への貢献を実現し、持続可能な企業成長を目指します。
2025年5月19日
久米路建設株式会社
代表取締役 小山田 武久
2. 現状の課題とDXによる変革方針
【現状の課題】
- 現場管理・書類業務の属人化と紙書類の多さ
- ベテラン技術者への依存と技術継承の難しさ
- 現場・事務所・発注者間の情報共有の遅れ
- 若手人材確保・定着が難しい業界構造
- 災害対応・除雪対応におけるリアルタイム性の不足
- セキュリティ対策強化の必要性
【変革方針】
- ICT施工の内製化と3D施工管理の標準化
- 書類電子化による業務プロセス改革
- クラウドによる現場・事務所・発注者間のリアルタイム情報共有
- 現場進捗データ、施工履歴、安全管理データをデジタル技術により収集・分析し、工程最適化や事故リスク低減に活用
- ドローン測量、IoT機器、BIMデータを活用し、施工精度向上と維持管理業務の高度化を推進
- DX教育による人材育成とデジタル文化の定着
- 強固なセキュリティ体制の構築
3. 経営ビジョン(将来像)
持続可能な成長と革新を通じて、未来の建設業をリードする
【デジタル技術を活用した効率化と精度向上】
BIM・ドローン・AI・IoTを活用し、施工データ・測量データ・設備稼働情報を収集・分析し、AIによる異常兆候把握や工程管理高度化を行うことで、設計精度向上、施工品質向上、維持管理業務の効率化を実現する。
また、収集したデータを活用し、施工進捗の可視化や異常兆候の早期把握を行うことで、安全性向上と生産性向上を推進する。
【競争力のある柔軟な対応力】
クラウド・データ共有による迅速な意思決定を行い、行政ニーズや災害対応等に対して柔軟かつ迅速に対応できる体制を構築する。
【安全性・品質・セキュリティの強化】
施工データや安全管理情報を活用したリスク管理を推進し、事故防止・品質向上・災害対応力強化を図る。
また、情報セキュリティ対策を強化し、サイバーリスクへの万全な備えを行う。
【地域とともに発展する持続可能経営】
環境配慮施工・若手育成・地域貢献を通じ、地域社会から信頼される企業を目指す。
4. DX推進体制
当社は以下の体制でDXを推進します。
代表取締役(DX推進責任者)
DX戦略の最終責任を負い、全社方針を決定する。
取締役(DX実行責任者)
推進計画の実行・進捗管理を担当する。
DX実行担当者(各事業部より選任)
現場課題の抽出、改善案の提案、効果検証を行う。
毎月1回の経営会議にて進捗・課題を共有し、改善サイクルを継続する。
5. ICT・情報基盤の整備方針
【ICT機器・データ活用基盤の整備】
- BIM対応PC・3Dモデリングソフト
- ICT建機(バックホウ等)
- GPS測量機・ドローン
- IoT機器による現場データ収集
- ウェアラブル端末(スマートグラス等)
収集した施工データ・測量データ・安全管理データについては、クラウド基盤上で一元管理を行い、工程最適化、品質向上、事故リスク低減に活用する。
【通信・クラウド環境】
- 現場〜事務所間の高速ネットワーク化
- Microsoft 365 / Google Workspace の活用
- モバイル対応サーバーシステムの構築
クラウド環境を活用し、現場・事務所・発注者間におけるリアルタイム情報共有を実現するとともに、迅速な意思決定と業務効率化を推進する。
【社内業務のデジタル化】
- 図面・申請書・帳票類の電子化
- 写真台帳・安全書類のクラウド化
- 業務フローのオンライン化
各種業務データをデジタル化・蓄積し、施工履歴分析や業務改善に活用することで、継続的な生産性向上を図る。
【DX人材育成】
DX研修やICT施工教育を継続的に実施し、デジタル技術やデータ活用を推進できる人材の育成を行う。
また、若手技術者へのICT施工教育や資格取得支援を通じて、DXを推進する組織文化の定着を図る。
【セキュリティ基盤】
- 端末管理・アクセス制御
- 定期バックアップと復元訓練
- 情報セキュリティポリシーの徹底
- サイバーリスク対策の強化
6. IT投資方針・ロードマップ
当社は2025年〜2030年をDX重点期間とし、計画的に投資を行う。
【ロードマップ】
2025年:電子化率50%、ICT機器運用開始
2026年:クラウド共有・現場モバイル化
2027年:ICT施工の部分内製化、BIM活用拡大
2030年:ICT施工の完全内製化、施工・安全・工程データを活用したデータドリブン経営の実現と、生産性・安全性向上の継続的改善
7. DXの成果指標(KPI)
- 書類電子化率
- ICT施工導入現場数
- 情報共有リードタイムの短縮率
- 工程遅延件数の削減率
- 安全事故・ヒヤリハット件数の低減率
- DX研修受講率
- SNS発信数・採用応募数
- CO2削減量・環境指標
8. 情報セキュリティ基本方針
情報セキュリティ基本方針
久米路建設株式会社(以下「弊社」)は、発注者と社会の信頼に応え、事故・災害・犯罪等の脅威から情報資産を守り、以下の方針に基づき情報セキュリティに取り組みます。
1.経営者の責任
弊社は、経営者主導で組織的かつ継続的に情報セキュリティの改善・向上に努めます。
2.社内体制の整備
弊社は、情報セキュリティの維持及び改善のために組織を設置し、情報セキュリティ対策を社内の正式な方針として定めます。
3.従業員の取組
弊社の従業員は、情報セキュリティのために必要とされる知識・技術を習得し、情報セキュリティへの取り組みを確かなものにします。
4.法令及び契約上の要求事項の遵守
弊社は、情報セキュリティ関連の法規、規範、契約上の義務を遵守します。
5.違反及び事故への対応
弊社は、情報セキュリティ関連の法令違反、契約違反及び事故が発生した場合には、適切に対処し、再発防止に努めます。
制定日:2025年4月1日
久米路建設株式会社
代表取締役 小山田 武久
9. 結び
久米路建設株式会社は、地域インフラを支える企業として、デジタル技術を活かし「持続可能で強靭な建設会社」へと成長し続けます。
DX戦略のもと、社員一人ひとりがデジタルに強い組織をつくり、地域社会の未来を創造してまいります。
